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古銅長方印・糸印

 

糸印とは

 

鈕と印面を持つ高さ3〜4㎝、重さ50g前後の鋳銅印。

 

多くが良質の青銅製で、稀に黄銅や赤銅がある。

 

割型製法なので中空となり見た目より軽い。

 

鈕は主に人物、動物をかたどり、紐を通す穴がある。印文は判読できないものが多い。

 

本来の用途は、日明貿易における生糸輸入時の信証に利用したとする説が有力である。

 

日本産とする説もあったが、上海博物館に収蔵が確認されたことから中国で鋳造されたことが明らかとなった

 

糸印は根付の起源として有力で、舶載された糸印を帯に提げるうちに日本独自の根付が発達したとされている。

 

中国から渡来したと言われ武将、文人らに珍重された。

 

 

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